2011-01-01から1年間の記事一覧

ベロ出しチョンマ

そろそろ落語三昧も終りにして、次に何を読もうかと探すと、このごろ絵本を探すのをさぼっていたせいでなかなか出会えません。先生達から地元の昔話をというリクエストもあったので、いくつか見ていた中で斎藤隆介さんのベロ出しチョンマ (新・名作の愛蔵版)…

はるかな国の兄弟

はるかな国の兄弟 (リンドグレーン作品集 (18))作者: リンドグレーン,イロン・ヴィークランド ,大塚勇三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/07/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る昨日たまたま立ち寄った近隣センターで見つけて読みま…

子はかすがい

先日息子の学校に、山遊亭金太郎さんが来て話してくれたそうで、ただ今4年生には落語ブームが続いています。 「らくご長屋9」文•岡本和明 ポプラ社 より、「子はかすがい」という落語を。このところ、爆笑系の話できたので、ちょっとほろりとする人情話も…

ひかりの素足

宮沢賢治の中で、仏教的あの世を描いた作品といえば「ひかりの素足」を思い浮かべます。ひかりの素足とはお釈迦様の足のこと。18歳の頃に「漢和対照妙法蓮華経」を読んで衝撃を受けた賢治は、こんな圧倒的映像を見たのでしょうか。チベット仏教にも瞑想中様…

じごくのそうべえ

銀河鉄道もあの世の入り口への旅ですが、こちらは日本の伝統的なあの世。地獄めぐりを面白く話にした上方落語の絵本です。これを、1、2年生向けに2学期3クラスで読んでみる予定です。日記を探すと、去年も1年生で読んであらあら失敗してました。3つも…

カムパネルラとジョバンニ

「点子ちゃんとアントン」の設定と似ているなとふと夜に浮かんだ物語がありました。。一人は貧しくお父さんは遠い海の上、お母さんは病気で寝ている。学校が終わると夜活版印刷所で働いている男の子、もう一人はお父さんが博士で本の沢山ある家に住んでいる…

点子ちゃんとアントン

ミヒャエル•エンデは「モモ」「はてしない物語」などで小学生の頃に親しんだ作家でしたが、エンデの前の世代(第一次世界大戦〜第二次世界大戦をまたぐ)のドイツの有名なエーリッヒ•ケストナー(1899-1974)はまだ読んだ事がありませんでした。点子ちゃんは、…

エンデの遺言

昔、この番組を見た気がするのですが、「ミツバチの羽音と地球の回転」の監督の鎌仲ひとみさんが、NHK時代に制作構成として携わっていたと知りあらためて見ました。今見ても新しい。銀行を介さないことで利子のつかないお金は、こんなにも障壁をなくし生きる…

日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社作者: 坂本光司出版社/メーカー: あさ出版発売日: 2008/03/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 33人 クリック: 509回この商品を含むブログ (125件) を見る取り組んでいる場所はある。。あと取り組みはじめている場所も…

幸せの経済学

「幸せの経済学」ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督メッセージ - YouTube 地域性の崩壊。。夫の母方の実家は酒の小売り店をやっていたから、酒販売の自由化で大規模店舗も酒が扱えるようになって、どんどん小さな酒屋がつぶれ経営が苦しくなっていくのを見てき…

らくご長屋

らくご長屋〈5〉あわてんぼ長屋は早とちり作者: 岡本和明,尼子騒兵衛出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2005/03/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこの中の「堀の内」というのを、国語で落語にふれている4年生の何クラス…

空海の風景

お大師さんのような人物を、今の時代に求む。空海の風景〈上〉 (中公文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/03/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 42回この商品を含むブログ (102件) を見る空海の風景〈下〉 (中公文庫)作者: 司…

ミツバチの羽音と地球の回転

「電力の自由化」こんな解法もあるのか〜!これいいなぁ。そうすれば経済の自然の流れで原発はコスト、リスクかかりすぎで撤退廃炉ということになるんじゃない?ただ国の政策としての後押しが必要だけれど。 映画を見てきました。 感想は、日記に書きました…

アンダー•コントロール

9/19の明治公園にて「アンダー•コントロール」という映画の案内のチラシをもらいました。渋谷イメージフォーラムで11月より上映。 イメージフォーラム・ダゲレオ出版 - シアター・イメージフォーラム 原発を廃止するドイツの今を、圧倒的な映像美でと…

平塚ミヨさん

読み聞かせ学習会で平塚ミヨさんに、おはなしの魅力をうかがいました。メルヘンクーゲルの音にいざなわれて語っていただいたおはなしは、 鳥呑爺 日本昔話百選「三省堂」 こぶじいさま 日本の昔話「福音館書店」 いぬとにわとり 石井桃子作「福音館書店」 ミ…

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜作者: 宮沢賢治,藤城清治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1982/12/17メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 42回この商品を含むブログ (19件) を見る銀河鉄道の旅の後半。朝、こどもたちの1分間スピーチがのびて、時間が10分少々と、短く…

浜辺の足跡

この詩を、3月6日に母がブログで紹介していたのを思い出した。 よい言葉の力がほしい。 「神われらと共に」(別名浜辺の足跡) アデマール・デ・パロス 夢を見た、クリスマスの夜。 浜辺を歩いていた、主と並んで。 砂の上に二人の足が、二人の足跡を残し…

人間の建設

ふらりと立ち寄った本屋で見つけて買う。岡潔も、小林秀雄も、今は亡き父が好きだったからきっと実家にはこの本、あるに違いない。夫に買ったよと報告したら、あ、それイオンで買ったよと。。あら。。2冊。。人間の建設 (新潮文庫)作者: 小林秀雄,岡潔出版…

銀河鉄道の夜

何週間か前、本屋でこの絵本を見て手に入れた。宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」は、とても長い物語で朝15分の読み聞かせでは終わらない。この絵本は、内容をずいぶんと削ってあり、およそ30分、2回に分ければ読み終えられる分量になっている。ちょうど…

はっぴぃさん

4年生4クラス目。この学年は、1年生からずっと継続して読んできたのだけれど、このクラスに入ったのは久しぶりで、まず一歩入って皆おおきくなったなぁという感慨がおしよせてきた。。顔も大人びた雰囲気がでてきて。その分、しんとして反応がかえってこ…

はっぴぃさん

はっぴぃさん、4年生3クラス目。「あ、○のおかあさんだよ!」と嬉しそうに声がかかる。先週風邪をひいてしまって、ちょっとしゃがれ声だった。役割の読み分けができるかしらと一瞬躊躇した。他にも候補を立ててみたが、やはりこれを読むことにする。やって…

シンドバッドの最後の航海

シンドバッドのさいごの航海 (大型絵本)作者: ルドミラ・ゼーマン,Ludmira Zeman,脇明子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/12/06メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見るちょうど、義母が家に来ていたので、義母と一…

シンドバッドと怪物の島

今朝は3冊もっていって、シリーズの真ん中のシンドバッドと怪物の島 (大型絵本)作者: ルドミラ・ゼーマン,脇明子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/02/05メディア: 大型本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見るを読んできました。1冊目に…

ルミドラ•ゼーマン

息子のクラスで以前、 ギルガメシュ王ものがたり - okanagonの日記 ギルガメシュ王のたたかい - okanagonの日記 を読んだら、行く度に3冊目の「ギルガメシュの最後の旅」はどうなったの?と聞かれる。こどもたち、意外におぼえていてくれているものだ。心の…

はっぴぃさん

台風の名残の雨。今日は、次から読み聞かせ初挑戦という方が、教室に見学に来られた。それはそれとして、変わらずいつものように読む。先週と同じ2冊を、2クラス目へ届けた。「日野原重明さん」という今年100歳になる現役のお医者さん、おじいちゃんの…

はっぴぃさん

はじめはブログを通じて知りあい、偶然に同じ小学校で読み聞かせをしていたお母さんが、おとつい亡くなられた。 「母」「D論」というキーワードが検索にひっかかったのがそもそものきっかけ。読んでだけいるつもりだったが、次第に話題は病のことになってい…

読み聴かせはじまる

いよいよ来週から、今年度の読み聴かせがはじまる。息子のクラスから。。あのちびっこたちがもう4年生!今年は、福島から避難してきたお友達もクラスに加わった。本の力に助けられながら、読んでいこうと思う。今のところの候補。十歳のきみへ―九十五歳のわ…

これが原発だ

これが原発だ―カメラがとらえた被曝者 (岩波ジュニア新書)作者: 樋口健二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/07/19メディア: 新書購入: 4人 クリック: 41回この商品を含むブログ (9件) を見るこれ、我が家の本棚から夫が発掘。1991年当時、これは再…

なぜ警告を続けるのか

京大原子炉実験所の、熊取6人組。原子炉で原子炉をやめることに役立つ研究を行っている。日本で最初に原発設置許可取り消し訴訟が起こったのが伊方原発と知る。私の故郷、愛媛に建つ原発。南海地震の危険が言われている。彼ら6人組も科学者として訴訟に加…

原子力の専門家が原発に反対するわけ

京都大学原子炉実験所 小出裕章さんの講演。講演の後の質問に「原発をとめる道筋はありますか?あったら教えてください。」がある。これに小出さんは「わかりません。。」と答えられていた。「わたしは、原発が最初につくられた頃から40年、反対し続けてき…