子はかすがい

先日息子の学校に、山遊亭金太郎さんが来て話してくれたそうで、ただ今4年生には落語ブームが続いています。
「らくご長屋9」文•岡本和明 ポプラ社
より、「子はかすがい」という落語を。このところ、爆笑系の話できたので、ちょっとほろりとする人情話もいいかなと思って選んでみました。酒の遊びがもとで、女房こどもにあいそをつかされ出て行かれた八つぁん。心を入れ替えて酒を絶ってまじめに働いて3年目、道で息子の寿限無にばったりい会い、寿限無のおかげで夫婦ヨリを戻すというちょっといい話です。子どもは、何かと親の都合で振り回されるものですが、その無力なような子どもが親を動かすところが面白い。4年生ともなると、夫婦の機微というのがちょっとわかるのかなというような顔の反応でした。一応、「かすがい」とは2本の材木をつなぎとめるコの字型の釘のことだということを最初に説明をしました。でないと最後のオチがわかりません。。ともかく、だいぶ落語に馴染み、聞くツボを心得ているという感じになってとてもやりやすくなってきました。