絵本

過去への手紙(さくらさひめの大しごと→くらしのアナキズム)

久しぶりにブログに戻ったので、12年前の自分に、返事を書いています。もう全く別の人に感じられて新鮮。 okanagon.hatenablog.com あれから、この絵本「さくらさひめの大しごと」をこちらに引っ越してきても探してみました。しかし図書館にもなく、手にも…

3つのなぞ

引っ越したここには、読み聞かせの活動はありませんでした。でも今度は読み聞かせ卒業目前の息子に毎晩本を読むことにしました。以前入っていた会で本当にいつもいい絵本を見つけて教えてくださるTさんが、お手紙でこの本を教えてくださいました。探してみな…

おまけその1

手話教室の先輩3人と一緒に障害児クラスで紙芝居をやりました。私はおおいばりで川を渡ろうとしておっこちて、頭をぬってもらうそら豆の役。(実際、私は高校時代に教室から飛び出て入り口で頭を強打し、三針ぬったことがあるので適役だったかも?)おとう…

スーホの白い馬

2年生。。私がここで読む最後に選んだ1冊はやはりこの絵本でした。もう何度もこれまで読んだので顔をあげ、子ども達を見回しながら。他に気をとられついてきていない子も、ゆっくりと顔を見つめて語りかけるとこちらに耳がかたむいてきます。あらこんな所…

じこくのそうべえ

じごくのそうべえ (童心社の絵本)作者: たじまゆきひこ出版社/メーカー: 童心社発売日: 1978/05/01メディア: 大型本購入: 6人 クリック: 61回この商品を含むブログ (94件) を見るまっくろネリノ (世界の絵本)作者: ヘルガ=ガルラー,やがわすみこ出版社/メー…

からすのパンやさん

からすのパンやさん (ビッグブック)作者: かこさとし出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1997/05メディア: 大型本 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る久々の障害児クラス。。先生が、今日の給食献立を紹介するのに使っていたついたてが、大型絵本…

最終ターム

ここで読み聞かせ活動をするもこの1学期で最後ということになりました。引っ越した新しい場所で続けられるかどうかはわかりませんが。。金環日蝕の観測を校庭で行った朝の息子のクラスでの読み聞かせ。3冊。。 毛利衛さんは、高校時代に皆既日食を見た経験…

藤本朝巳先生2

藤本先生のお話の追加。(私の記憶なので、正確ではありません)「翻訳家は自分の翻訳の秘密をなかなか他人には話しません。商売道具ですから。けれども、原文とその方の翻訳をつきあわせてみると、秘密がわかってきます。児童文学の訳で一番間違いのないの…

藤本朝巳先生

数年前グリム童話の世界1 - okanagonの日記についての講義を受けたフェリス女学院教授、藤本朝巳先生の講演を再び聞きました。3.11をはさんでお話は震災後に東北でおつきあいのあった文庫や、図書館の方が、ご自分も避難所生活をされているのにまず第一声が…

さくらさひめの大しごと

今年度も残す所2回の読み聞かせとなりました。毎回自分の中でこれと思う本が決まれば、8割がた仕事が終わったように思えます。迷いながらでしたが先日ふと思い出したこの絵本にしました。15分をちょっと超えるようなお話です。今回は「さくら」という手…

さかな

二年生。手話で「おはようございます」をやった後で「おおきなさかなと、ちいさなさかなのお話をもってきました。」とこれも手話でやってみました。魚は手の甲を魚に見立ててひらひら泳ぐ様に右から左へ(自分から見て)動かすのですが、おおきな魚はゆった…

さくらさひめの大しごと

さくらさひめの大しごと (絵本・だいすきおはなし)作者: 古田足日,福田岩緒出版社/メーカー: 童心社発売日: 2001/09メディア: 大型本 クリック: 3回この商品を含むブログを見るこの絵本、むかーしまだ息子が小さい頃に一度借りて、面白くて印象に残っている…

わたしたち手で話します

昨年末、ひょんなことから手話を習いはじめて、今日から4年生3クラスで、この絵本を読むことにしました(15分)。これまでも耳が聴こえないことをテーマにした絵本は何冊か見ていましたが、ようやく自分のものにして読める気がしたのです。習ったことは(…

手話初 実践

宮崎駿botから流れてきたツィート 子どもにむかって絶望を説くな。 を自分につぶやいて読み聞かせへ向かった朝でした。大人というものの定義は様々あると思いますが、私はまさにこれと思ったのでした。たとえどんなに自分自身は絶望的な淵にいたとしても、子…

だいじょうぶだいじょうぶ

大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)作者: いとうひろし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/26メディア: ハードカバー クリック: 14回この商品を含むブログ (20件) を見る今日の2年生でのメインはこれにしようと決めました。「だいじ…

にいさん

にいさん作者: いせひでこ出版社/メーカー: 偕成社発売日: 2008/03/01メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る先週図書館で見た瞬間に借りた、いせひでこさんのこの絵本。テオが兄ゴッホへ語りかける形式をとった、ゴッ…

狂言

今日、読み聞かせの終わった後の記録部屋でこんな話を聞きました。「附子」を2人のお母さんが違う絵本で2週続けて同じクラスで読んでしまったというのです。附子は、確か3年生教科書にのっていたでしょうか?私も小学5年か6年の時、国語授業で附子を皆で…

オフェリアと影の一座

今日の読み聞かせで、4年生のクラスに読んだのは、20分と時間のかかるこのお話でしたが、こどもたちはよくついてきてくれました。。オフェリアと影の一座 (大型絵本)作者: ミヒャエル・エンデ,フリードリヒ・ヘッヘルマン,Michael Ende,矢川澄子出版社/メー…

初笑い

年明けはじめての読み聞かせに、落語の「尻餅」(貧乏長屋の夫婦が、奥さんの尻をたたいて餅つきの音を再現する。これは年の瀬に餅もつけないなんて隣近所にばつが悪いからそのフリをするため。) がいいかなぁ?と探しに行ったらちょうど目当ての巻が見当た…

じごくのそうべえ

銀河鉄道もあの世の入り口への旅ですが、こちらは日本の伝統的なあの世。地獄めぐりを面白く話にした上方落語の絵本です。これを、1、2年生向けに2学期3クラスで読んでみる予定です。日記を探すと、去年も1年生で読んであらあら失敗してました。3つも…

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜作者: 宮沢賢治,藤城清治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1982/12/17メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 42回この商品を含むブログ (19件) を見る銀河鉄道の旅の後半。朝、こどもたちの1分間スピーチがのびて、時間が10分少々と、短く…

銀河鉄道の夜

何週間か前、本屋でこの絵本を見て手に入れた。宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」は、とても長い物語で朝15分の読み聞かせでは終わらない。この絵本は、内容をずいぶんと削ってあり、およそ30分、2回に分ければ読み終えられる分量になっている。ちょうど…

はっぴぃさん

4年生4クラス目。この学年は、1年生からずっと継続して読んできたのだけれど、このクラスに入ったのは久しぶりで、まず一歩入って皆おおきくなったなぁという感慨がおしよせてきた。。顔も大人びた雰囲気がでてきて。その分、しんとして反応がかえってこ…

はっぴぃさん

はっぴぃさん、4年生3クラス目。「あ、○のおかあさんだよ!」と嬉しそうに声がかかる。先週風邪をひいてしまって、ちょっとしゃがれ声だった。役割の読み分けができるかしらと一瞬躊躇した。他にも候補を立ててみたが、やはりこれを読むことにする。やって…

シンドバッドの最後の航海

シンドバッドのさいごの航海 (大型絵本)作者: ルドミラ・ゼーマン,Ludmira Zeman,脇明子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/12/06メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見るちょうど、義母が家に来ていたので、義母と一…

シンドバッドと怪物の島

今朝は3冊もっていって、シリーズの真ん中のシンドバッドと怪物の島 (大型絵本)作者: ルドミラ・ゼーマン,脇明子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/02/05メディア: 大型本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見るを読んできました。1冊目に…

ルミドラ•ゼーマン

息子のクラスで以前、 ギルガメシュ王ものがたり - okanagonの日記 ギルガメシュ王のたたかい - okanagonの日記 を読んだら、行く度に3冊目の「ギルガメシュの最後の旅」はどうなったの?と聞かれる。こどもたち、意外におぼえていてくれているものだ。心の…

はっぴぃさん

台風の名残の雨。今日は、次から読み聞かせ初挑戦という方が、教室に見学に来られた。それはそれとして、変わらずいつものように読む。先週と同じ2冊を、2クラス目へ届けた。「日野原重明さん」という今年100歳になる現役のお医者さん、おじいちゃんの…

はっぴぃさん

はじめはブログを通じて知りあい、偶然に同じ小学校で読み聞かせをしていたお母さんが、おとつい亡くなられた。 「母」「D論」というキーワードが検索にひっかかったのがそもそものきっかけ。読んでだけいるつもりだったが、次第に話題は病のことになってい…

読み聴かせはじまる

いよいよ来週から、今年度の読み聴かせがはじまる。息子のクラスから。。あのちびっこたちがもう4年生!今年は、福島から避難してきたお友達もクラスに加わった。本の力に助けられながら、読んでいこうと思う。今のところの候補。十歳のきみへ―九十五歳のわ…