狂言

今日、読み聞かせの終わった後の記録部屋でこんな話を聞きました。「附子」を2人のお母さんが違う絵本で2週続けて同じクラスで読んでしまったというのです。附子は、確か3年生教科書にのっていたでしょうか?私も小学5年か6年の時、国語授業で附子を皆で演じた記憶があります。とにかく絵本も色々出ているし、狂言の中では最もポピュラーですね〜。偶然に読まれた絵本はこちら2冊。2人のお母さんが中身を見比べていました。聞いた子ども達は、絵本の違いを楽しんでいた様子です。

ぶす (狂言えほん)

ぶす (狂言えほん)

狂言えほん ぶす (講談社の創作絵本)

狂言えほん ぶす (講談社の創作絵本)

さて、昨日の子ども向け「能•狂言」の本の中にも、勿論「附子」はありました。
能・狂言 (21世紀版・少年少女古典文学館 第15巻)

能・狂言 (21世紀版・少年少女古典文学館 第15巻)

でも面白そうな話が他にもいっぱいあるんです。これシュールやなぁ!と思ったのは
「くさびら」=キノコ
という演目です。現代語を谷川俊太郎さんが書き、挿絵を長新太さんが描いていて、余計にそのナンセンスな面白さが際立っている気がしました。。

ある家の中に、秋でもないのに巨大なキノコがにょっきり生えて(キノコは傘をかぶり面をした人物が扮する)。主人がぬいてもぬいても生えて来る。何やら軸に顔や手足もあるように見えるキノコ(思わずこびとづかんのベニキノコビトを連想してしまった。)。

気味が悪くなって、山伏にたのんでまじないでキノコ退治をしてもらうことに。。しかし、山伏がまじないを唱えるとあらあらキノコが増えてしまう。「松茸、椎茸、ヒメ茸。。」まじなえばまじなう程にどんどん増えて、キノコづくしのお部屋に。しまいには、巨大なオニのキノコ親分まで発生して「とって食うぞ!」と2人を脅し、キノコに追われてあわてふためいて逃げるという話。。

これにはやっぱり絵本も出ていましたね。今度探してみようっと。

狂言えほん くさびら (講談社の創作絵本)

狂言えほん くさびら (講談社の創作絵本)