さかな

二年生。手話で「おはようございます」をやった後で「おおきなさかなと、ちいさなさかなのお話をもってきました。」とこれも手話でやってみました。魚は手の甲を魚に見立ててひらひら泳ぐ様に右から左へ(自分から見て)動かすのですが、おおきな魚はゆったりと大きく、ちいさな魚はひらひらとかわいらしく動かしてみました。

おおきな魚のお話は

じんべえざめ

じんべえざめ

絵本には英語と日本語が両方書かれていますが、今回は日本語を読みました。

What human beings believe to be the surface of the ocean might just be a ceiling of air for all the fish living down there.
In the full light of the ocean
suddenly an enormous shadow
looms,
bringing along a crowd of friends
The fish all feel safe and secure by his side.
A most comfortable home for sucker fish.
Tiny ears and gentle eyes,
and an extraordinarily huge mouth
swallowing tons of plankton and shellfish
and then expelling the water through his gills.
His abdomen is like a white balloon.
His back like a mountain range supports his great weight.
His massive body looks speckled with snow flakes.
If you ever encounter a fish like this,don't be afraid.
He'll come along with you a friendly swim!
Then, gently swinging his great tail,
he'll continue his leisurely,endless journey.
Planet of water,our Earth.

あとがきによると、じんべえざめは、全長18m、体重40tにもなり、プランクトンを食べて暮らしている。性質はとてもおだやかでゆうゆうと世界の暖流の海を回遊しているのだそうです。同じプランクトンを多べる「いわし」や、「いわし」を食べる「かつお」の群れを引き連れていることが多く、昔から漁師さんたちに大漁のシンボルとして愛されてきました。この絵本の作者、新宮晋(しんぐうすすむ)さん(1937大阪生まれ)は、風や水といった自然の力で動く彫刻を作る芸術家です。絵本作品は「いちご」「くも」なども手がけていらっしゃいます。お話の後に、あるダイバーがうっかりじんべえざめのおおきな口に入ってしまったけれどすぐ吐き出されて大丈夫だったという、最近目にしたニュースを話しました。じんべえざめにとってはいい迷惑だったでしょうね。

ちいさな魚のお話は

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

なんとこれ昨日の6年生を送る会で、二年生が暗唱したらしく、目の前の女の子が「ちいさな魚!これだと思った!」と嬉しそう。読み始めるとクラス全体が自然と唱和に。。素晴らしかったのですが、この音量だと隣のクラスに響いて迷惑なので、席の列ごと、二月生まれの人、三月生まれの人、といった具合にページごとに人数を分けて読んでもらいました。私も勿論独りで読む所もあり。。結構一緒に読むのも楽しい。こども達がちいさいおさかなに見えてきました。


新宮晋さんの作品がいろいろネット上で見られるのを発見しました。これは下のゲルのような所で発電もしているのだとか。