初笑い

年明けはじめての読み聞かせに、落語の「尻餅」(貧乏長屋の夫婦が、奥さんの尻をたたいて餅つきの音を再現する。これは年の瀬に餅もつけないなんて隣近所にばつが悪いからそのフリをするため。)

がいいかなぁ?と探しに行ったらちょうど目当ての巻が見当たりません。結局

らくご長屋〈10〉らくご長屋に全員集合!

らくご長屋〈10〉らくご長屋に全員集合!

から「元犬」(約8分)という話をもってきました。白犬が八幡様に「人間にしてください」とお願いして人間になり、トンチンカンな行動をくりひろげます。「あんたは、かわったひとだねぇ。」と周りの人が言うたびに、聞き手には犬とわかっているから余計面白い。こどもたち(4年生)は、よく笑ってくれました。

2つめは、お正月らしい話をと
ねこの正月―1月のおはなし (おはなし12か月)
から「たからのひょうたん」(約7分)を。とても貧乏なおじいさんが、観音様にお参りした後出会ったひょうたん。そのひょうたんから金助孫助という男の子が飛び出て、おじいさんを幸せにしていくお話です。殿様にひょうたんを買い上げられてしまう波乱もありますが、

そして、それからは、かわいい金助孫助にかこまれて、いつまでもふくふくしくくらしたんだと。
めでたし、めでたし。

と締めくくられます。今回教室には2、3分早く入ったので、これを読み終わって時間が2、3分あまりました。それでちょうどこういう時のため用に用意したもう一冊

めでたしめでたしからはじまる絵本

めでたしめでたしからはじまる絵本

を。。普通の物語展開の逆展開。こういうお話は、こどもたち大好きですね。。突拍子もない展開になっていくのですが、終わり(時間のはじめ)に、はじめ(時間の終わり)とつながって、オチがついています。