World Order

2009年に結成されたというWorld Order をたまたま最近知って気になっている。須藤元気という人が面白い。ミュージシャンになるか、格闘家になるか迷って、まずは格闘家を選び、今度はダンスチームWorld Orderを率いて海外から注目を集めている。 自分をメッ…

次郎物語

少年がどのように自己を形成していくのか。。今の時代に置き去りにされていること、を考えずにはいられなかった。 読みながらふと、カラマーゾフの兄弟のアリョーシャと少年達の姿が私の中に浮かんだ。彼らのその後を、この日本の物語の中に読み取ることがで…

コンチキ号漂流記

これも私が小学校5、6年の頃ワクワクして読んだ本。トール•ハイエルダールさんの、トールという名は北欧神話に出て来るハンマーを持った怪力のトール(ソーとも読むらしい)だとはじめて気づきました。コンチキ号漂流記 (少年少女世界の大探検 1)作者: ト…

神々のとどろき

神々のとどろき―北欧神話 (1976年) (岩波の愛蔵版)作者: ドロシー・ハスフォード,ビクター・アンブラス,山室静出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/12/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る私が小学生の頃に読んだ北欧神話。。息子にもすすめま…

ユタと不思議な仲間たち

息子は去年引っ越してきた小学校で、生まれてはじめて学芸会なるものを体験しました。5年生はライオンキングを短くまとめた劇。息子が演じたのは猿のラフィキ。発した台詞は2言だったけれど、よい思い出になったのではないかな。。ここからは劇団四季の劇場…

Brother Sun Sister Moon

1972年(私が生まれた年)に封切られたこの映画を、前々から気になっていたのだけれど、ようやく見ました。アッシジの聖フランチェスコの物語。高山寺の明恵上人と同時代の人で似ていると言われるのは確かに。。小鳥と話し、あるべきようは。。を問い直して…

だいじょうぶ3組

前の小学校で一緒に読み聞かせで活動をしていたお母さんたちから、3学期この本の4章を5年生に5回に分けて全クラスで読み聞かせをするというメールをいただきました。何か1つのものを一緒に読んだ記憶を共有したいという思いがあると聞いたので、遠く離…

空白を満たしなさい

空白を満たしなさい作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 17人 クリック: 600回この商品を含むブログ (64件) を見る読み終わってしばらくしてから、物語の各パーツがふと夜中などに蘇って来てな…

1月の本棚

夏の庭―The Friends (新潮文庫)作者: 湯本香樹実出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 37人 クリック: 244回この商品を含むブログ (248件) を見る小学6年生男子が主人公。塾仲間サッカー仲間3人組。人が死ぬところを見てみたい、…

12月の本棚

三国志絵本 十万本の矢 (大型絵本)作者: 唐亜明,于大武出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/11/06メディア: 大型本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る三国志絵本 空城の計 (大型絵本)作者: 唐亜明,于大武出版社/メーカー: 岩波書店発売日: …

11月の本棚

新しい環境でのペースをつかみかねて定まりませんが、しばらく息子が読むように図書館で借りた本をのせていこうかな。。10歳の息子は漫画派で自分から本を手にとるということはなかなかないのですが、借りて目につくところに置いておけば読むかな〜?と。。…

海底二万里

10歳の息子と一緒に、今眠る前の一冊として読んでいるのは。。海底二万里〈上〉 (岩波文庫)作者: ジュールヴェルヌ,朝比奈美知子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/08/17メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (12件) を見るこれは私自身…

3つのなぞ

引っ越したここには、読み聞かせの活動はありませんでした。でも今度は読み聞かせ卒業目前の息子に毎晩本を読むことにしました。以前入っていた会で本当にいつもいい絵本を見つけて教えてくださるTさんが、お手紙でこの本を教えてくださいました。探してみな…

イシ

イシ―北米最後の野生インディアン (岩波現代文庫―社会)作者: シオドーラ・クローバー,行方昭夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/11/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (19件) を見る昨年の冬、カリフォルニアのゴリータを…

おまけその1

手話教室の先輩3人と一緒に障害児クラスで紙芝居をやりました。私はおおいばりで川を渡ろうとしておっこちて、頭をぬってもらうそら豆の役。(実際、私は高校時代に教室から飛び出て入り口で頭を強打し、三針ぬったことがあるので適役だったかも?)おとう…

スーホの白い馬

2年生。。私がここで読む最後に選んだ1冊はやはりこの絵本でした。もう何度もこれまで読んだので顔をあげ、子ども達を見回しながら。他に気をとられついてきていない子も、ゆっくりと顔を見つめて語りかけるとこちらに耳がかたむいてきます。あらこんな所…

じこくのそうべえ

じごくのそうべえ (童心社の絵本)作者: たじまゆきひこ出版社/メーカー: 童心社発売日: 1978/05/01メディア: 大型本購入: 6人 クリック: 61回この商品を含むブログ (94件) を見るまっくろネリノ (世界の絵本)作者: ヘルガ=ガルラー,やがわすみこ出版社/メー…

からすのパンやさん

からすのパンやさん (ビッグブック)作者: かこさとし出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1997/05メディア: 大型本 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る久々の障害児クラス。。先生が、今日の給食献立を紹介するのに使っていたついたてが、大型絵本…

最終ターム

ここで読み聞かせ活動をするもこの1学期で最後ということになりました。引っ越した新しい場所で続けられるかどうかはわかりませんが。。金環日蝕の観測を校庭で行った朝の息子のクラスでの読み聞かせ。3冊。。 毛利衛さんは、高校時代に皆既日食を見た経験…

藤本朝巳先生2

藤本先生のお話の追加。(私の記憶なので、正確ではありません)「翻訳家は自分の翻訳の秘密をなかなか他人には話しません。商売道具ですから。けれども、原文とその方の翻訳をつきあわせてみると、秘密がわかってきます。児童文学の訳で一番間違いのないの…

藤本朝巳先生

数年前グリム童話の世界1 - okanagonの日記についての講義を受けたフェリス女学院教授、藤本朝巳先生の講演を再び聞きました。3.11をはさんでお話は震災後に東北でおつきあいのあった文庫や、図書館の方が、ご自分も避難所生活をされているのにまず第一声が…

さくらさひめの大しごと

今年度も残す所2回の読み聞かせとなりました。毎回自分の中でこれと思う本が決まれば、8割がた仕事が終わったように思えます。迷いながらでしたが先日ふと思い出したこの絵本にしました。15分をちょっと超えるようなお話です。今回は「さくら」という手…

ピナ•バウシュ

今気になっている映画を書き留めておきます。「ベルリン天使の詩」などで知られるヴィム•ヴェンダースが、2009年にこの世を去った天才舞踏家ピナ•バウシュに捧げた映画。。 これも見たくなりました。彼女の顔、私は一目見て好きになりました。特に少年少…

さかな

二年生。手話で「おはようございます」をやった後で「おおきなさかなと、ちいさなさかなのお話をもってきました。」とこれも手話でやってみました。魚は手の甲を魚に見立ててひらひら泳ぐ様に右から左へ(自分から見て)動かすのですが、おおきな魚はゆった…

さくらさひめの大しごと

さくらさひめの大しごと (絵本・だいすきおはなし)作者: 古田足日,福田岩緒出版社/メーカー: 童心社発売日: 2001/09メディア: 大型本 クリック: 3回この商品を含むブログを見るこの絵本、むかーしまだ息子が小さい頃に一度借りて、面白くて印象に残っている…

わたしたち手で話します

昨年末、ひょんなことから手話を習いはじめて、今日から4年生3クラスで、この絵本を読むことにしました(15分)。これまでも耳が聴こえないことをテーマにした絵本は何冊か見ていましたが、ようやく自分のものにして読める気がしたのです。習ったことは(…

手話初 実践

宮崎駿botから流れてきたツィート 子どもにむかって絶望を説くな。 を自分につぶやいて読み聞かせへ向かった朝でした。大人というものの定義は様々あると思いますが、私はまさにこれと思ったのでした。たとえどんなに自分自身は絶望的な淵にいたとしても、子…

だいじょうぶだいじょうぶ

大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)作者: いとうひろし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/26メディア: ハードカバー クリック: 14回この商品を含むブログ (20件) を見る今日の2年生でのメインはこれにしようと決めました。「だいじ…

にいさん

にいさん作者: いせひでこ出版社/メーカー: 偕成社発売日: 2008/03/01メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る先週図書館で見た瞬間に借りた、いせひでこさんのこの絵本。テオが兄ゴッホへ語りかける形式をとった、ゴッ…

狂言

今日、読み聞かせの終わった後の記録部屋でこんな話を聞きました。「附子」を2人のお母さんが違う絵本で2週続けて同じクラスで読んでしまったというのです。附子は、確か3年生教科書にのっていたでしょうか?私も小学5年か6年の時、国語授業で附子を皆で…