海底二万里

10歳の息子と一緒に、今眠る前の一冊として読んでいるのは。。

海底二万里〈上〉 (岩波文庫)

海底二万里〈上〉 (岩波文庫)

これは私自身の子ども時代に手にとっていたものではないのですが、男の子を子どもに持つことの醍醐味の一つは、自分が触れなかった別の世界に出会うことでしょうか。。1章ずつ読み進んでいますが、正直長くて、アロナクス先生の弁舌は時に頭がクラクラするし、読む側としてはちょっと苦しいなぁと思っていました。。しかし毎晩「二万マイルつづきは!」と言う息子は結構楽しんでいるようです。「上」の16章まできましたが今のところ登場人物に全く女性が居ません。。そして勝手に深海へ降りていく物語だと思っていたけれど、今のところは水深10m〜50mくらいの所に居ます。。先日
ヒューゴの不思議な発明 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

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というフランスが舞台の映画を見たのですが、この映画に出てくる貸本屋のおじいさんがヒューゴにすすめる本も「ジュール•ベルヌ」でした。まさに今もなお、フランスが誇る代表的児童文学なんですね。本を読みながら、西洋式の科学的な議論、推論の基本的仕方や、その雰囲気を子ども達は感じ取っていくのかなぁなどと思いました。個人的にはちょうど「イシ」を読んだばかりということもあって、イシの世界とは対極のものの考え方に、どうしても反発を感じてしまいすぐに入りこめない部分もあったのですが、何日にもわたって旅をしていくうちにその世界に入りこみつつあります。