家族

父の友人

父の高校時代からの友人が昨日、ひょっこり実家に来たそうです。 「墓標にまだ正郎の戒名が無い。早く刻まんと。」 その前に墓へ参ってくださったのでしょう。。このおじさんは、子供の私にとっては、ひげ面で、声も大きくて恐怖の存在でした。破天荒でした…

寒山拾得

先日書店で柳田邦男の「気づきの力」(新潮社)を見かけて買って読んだからか、「死の医学への序章」を読んだ頃のことがよみがえってくる。「気づきの力」の中に、息子の心の病と向き合うために内観を受けた話がでてきたけれど、ここの場所へ私が書いている…

掃除!掃除!掃除!

先ほど、担任の先生が我が家に来て家庭訪問が無事終了しました。 このゴールデンウィークの前後あたり、日本全国つつうらうらの小学校は家庭訪問なのかしら?だとすると、どの家庭でも掃除!掃除!掃除!?そんなことがこの時期にくりひろげられていたなんて…

岳物語

岳物語 椎名誠本当は、今週はこれと思った本があったのですが、それが家のどこを探しても見当たらず、こういう時はご縁がないのだからとあきらめました。それでぼんやり本棚を見ていると岳物語の青い背表紙が目にとまりました。もし、現実に倫太郎のように育…

二十一世紀に生きる君たちへ

来週は息子の小学校の入学式です。先日、仕事で関西へ行った夫が、司馬遼太郎記念館へ立ち寄り、息子に小さな本を買ってきました。二十一世紀に生きる君たちへ 司馬遼太郎冒頭には直筆原稿が載せられており、三菱のDERMATOGRAPHの色鉛筆で色とりどりに書き直…

夫の本棚

今日は11年目の結婚記念日。喧嘩もよくしましたが、仲良し夫婦でこれました。さて、夫も本好きですが、私とはまた一味違う種類の本が本棚に並んでいます。ほぉ〜なるほどなるほど。と、選ぶ本を通して夫の人となりがわかるような気がします。ゴーイングマ…

祖父の死

「よーいよーいよーい。」(低い、そーどーそーのメロディで) この声が、私の祖父の最初の記憶です。ねんねこ半纏に私をおぶい、こうもり傘をさして道をゆっくりと歩いてくれた祖父。次の記憶は、ようやく歩きはじめた頃でしょう。本箱に足をつっこんでかぽ…

祖父

私の生まれた愛媛は四国遍路、菩提の道場です。物心ついたときには、祖父から「なむだいしへんじょうこんごう(南無大師遍照金剛)」という唱え文句は、お大師さん、助けてくださいという意味だから、何か助けてほしいと思うときにはつぶやくようにと教わり…