かみなりむすめ

昨日までの雨もきれいにあがった朝です。
今日は、息子の通う小学校の朝自習の時間に、お母さんお父さんたちが絵本を読み聞かせる日です。私も朝は時間の都合がつくので、会に入ることにしました。昨日のどしゃ降りを思い出し、雨に関係する絵本

「かみなりむすめ」斉藤隆介•作/滝平二郎•絵

かみなりむすめ (岩崎創作絵本)

かみなりむすめ (岩崎創作絵本)

を選びました。早起きして練習してみると15分いっぱいいっぱい。長いから一年生には大丈夫かな?と思いましたが、杞憂でした。主人公は7さいのかみなりの女の子、おシカ。ちょうど一年生と同じ年頃です。しーん、と途中から静まり、こどもたちの集中が波のように伝わってきます。村の男の子、茂助の心のあたたかさがおシカにじんわりとしみいったように、子どもたちにも伝わってくれるといいな。子どもたちが一番反応したのは、村の子と遊びたくてこっそり下界へおりたおシカが、おとうにみつかって、おしりをたたかれるところでした。
「ぼくの、おとうさんとおんなじだ〜!!」
「うちは、おかあさん!」
と口々に。「そうか〜、みんなもわるいことしたらおしりたたかれるのね!」と、もりあがりました。絵本のおシカの顔は、お尻をたたかれながら、口もとはにっこりしています。

たたかれるたびに、ちいさな いなづまが ヒカヒカヒカとでた。それでも おシカは かなしくはなかった。セッセッセをしたのだものー。茂助が やさしく あいてになって くれたのだものー。

終えて外へ出ると、ぷーんとおいしそうな給食のにおい。小学校は楽しそうね〜と思いました。