6月の絵本

これを読むと、どうしてもカレーが食べたくなります。

ぼくんちカレーライス

ぼくんちカレーライス

12月に読んだらいいお話です。斉藤隆介さんの作品に流れる人間の持つやさしさ。。「花咲き山」にしても「八郎」にしても同じ、そっと手で包むようなやさしさ、でも底に強いものがあるのが、好きです。

モチモチの木 (ビッグ・えほん)

モチモチの木 (ビッグ・えほん)

この写真絵本、息子と読みました。障害を持ちながら、保育士として働いている近藤雅則さんの写真絵本。こどもたちとコンニャク先生の心のつながりの見える写真たち。命の交流を感じました。この写真を切り取った星川ひろ子さんも、障害をもつお子さんがおありと知り、納得。

ぼくたちのコンニャク先生

ぼくたちのコンニャク先生

大道あやさん、いつだったかテレビでみました。おばあちゃんになって絵を描きはじめた方。。その絵本。色彩がとても美しい。すてられちびねこのごんごんが、としよりねこのちょんに親代わりに育てられる。「なにごともじぶんでおぼえるがかんじん」というちょんのおしえ、息子も気に入ったみたいでした。

ねこのごんごん (こどものともコレクション2009)

ねこのごんごん (こどものともコレクション2009)

カフカの「変身」をヒントにした絵本。でも終わりは明るい。子供の姿が本当に見えている?子供の声に耳を傾けてる?と聞かれた気分に。。ぼくがムシになったこと、家族も学校の先生も見えてなくて、親友だけが気がついてくれた。。話の展開、絵本「ドラゴンマシーン」も似ているなと思いました。息子に読むと「ぼくがミミズになっちゃったらどうする?」と。。このサイズでミミズ。。ぎゅうは考えさせて。。と。

ぼく、ムシになっちゃった (世界の絵本コレクション)

ぼく、ムシになっちゃった (世界の絵本コレクション)

「まちんと」子供の頃読んだことがありました。これを見つけて、また新しく感じることが。。元ちとせさんの歌う「死んだ女の子」とオーバーラップしました。
http://www.youtube.com/watch?v=EmsRNQ57f1M
息子はこの絵本がこわくなって、置いてある部屋に入れなくなってしまいました。ちとせさんの死んだ女の子の歌、その前には好きで絶唱してたのに。。ぱったりと歌わなくなりました。
まちんと (絵本・平和のために(1))

まちんと (絵本・平和のために(1))

続いては電車は、異世界につながっているのは確か。そんな気がする3冊。おばあちゃんに会いに、ここだ駅まで。でも乗ってくるお客さんは。。

でんしゃにのって (うららちゃんののりものえほん)

でんしゃにのって (うららちゃんののりものえほん)

ふるい駅には、ごくまれに みなれない でんしゃがはいってきます。作者の井上直久さんは宮崎駿の「耳をすませば」で雫が旅する空想世界の背景を描いた人。ホームページがありました。
http://www.artgallery.co.jp/iblard/
見入っていると、本当にこんな場所があって、そこにふいている風や光を感じている気がしてきます。イバラードは、大阪の茨木とつながってるんですね。宮沢賢治イーハトーブ(岩手のエスペラント語読み)ときっと同じ。私の心の故郷の名前もつけてみたくなります。
イバラードの旅

イバラードの旅

あさねぼうのほげたさんが、ひるすぎにおきてかいしゃへ向かう電車に乗ったらどうなるのか?それ、反対方向じゃ?つっこみどころ満載。やまのかいしゃはきもちいいけど、もうからない!個人的には、ほげたさん、おくさんのよしこさんの所へ帰っているのか?気になりました。片山健さんの絵がいいですね〜。
やまのかいしゃ

やまのかいしゃ

同じく、片山健さんのやわらかい絵が目にとまって。。そして文章に惹き込まれました。月夜に、ムギのうたを聴きに行く、はりねずみとうさぎのおじいさんと、かわねずみ。こういう夜、遠い昔に過ごしたような。
むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)

むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)

おつぎは、虫づくし、2冊です。今森光彦さんの、虫を見る目線がやさしい。ユーモラスな虫の表情に、親しみをおぼえます。田島征三さんの力強い絵。大型絵本で見ると更に迫力があって。。
とべバッタ (田島征三)

とべバッタ (田島征三)

英語の読み聞かせに使おうと借りてみました。単純な言葉のくりかえしが言葉の習得にもよく、子供も喜ぶというのがORTで学んだこと。動物園に、ペットを送ってください、と手紙を書いたら、一体何がきたと思う?
Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

作者が7歳のとき、旅の一座をしている家族(パパ、ママ、妹)とイタリアへ一年間興行へ行ったお話。今度、夏に3週間日本を離れる7歳の息子と重ねて。。
私が学校に行かなかったあの年

私が学校に行かなかったあの年

ダンゴムシの大型写真絵本です。こどもたちの親しい友達、ダンゴムシ。おなかに卵をかかえている様子なんか、私はじめて見ました。好きな子にはたまらないでしょう。
ダンゴムシみつけたよ (ポプラ社のよみきかせ大型絵本)

ダンゴムシみつけたよ (ポプラ社のよみきかせ大型絵本)

ゆうだちの季節が近づいてきました。絵が、どこか宮崎駿の世界を思わせるなつかしさ。。ザリガニまっかちん釣りをする男の子たちの様子が生き生きと伝わってきます。
ゆうだち

ゆうだち

さとやまにすむ、ふようどのふよこちゃん。かわいい。。里山活動での読み聞かせに使えそう。。
ふようどのふよこちゃん

ふようどのふよこちゃん