5月の読み聞かせ

<1回目>
「ぶたくんと100ぴきのおおかみ」「おふろじゃおふろじゃ」「やまのくじらとうみのいのしし」
時間配分を失敗。3冊読むには15分では時間が足りなかった。練習不足。「ぶたくん」は、大型絵本という助けもあり、それでも反応がすごくよかった。はずれないなぁ。「おふろ」は、絵の演劇調の面白さをだす工夫が必要だった。「やまの」は時間がなくてはしょってしまうことに。。反省の多い1回目。

<2回目>
なっちゃんとぼく」「ぶたくんと100ぴきのおおかみ」
なっちゃん」はぱっと読んだときはスルーしてしまったが、ちゃんと読むと、体が動けずしゃべれないなっちゃんを要に、ぼくが家族と友達のかかわりの中で成長していく姿が胸にじわりときたので選んでみだ。ストーリー展開にも、めりはりがあって、足のおそいぼく、が、隣町のマラソン大会にでるまでのもりあがりが、子供達をひきつけた。しんみりしたところで、明るくおもしろい「ぶたくん」を読んだ。ちょっとまぬけなおおかみにも、ぶたくんにも共感してしまう。読む順番は、このクラスではこれでよかったと思う。

<3回目>
「やまのくじらとうみのいのしし」「ぶたくんと100ぴきのおおかみ」
の組み合わせで。このクラスには、外国人の男の子がいて、去年 Oxford reading tree を読んだときには、その子の目の輝きがちがっていたのを思い出した。今度、英語にも挑戦してみよう。。「やまの」を読み終わって、女の子が「これは本当のおはなし?」ときいた。これは、昔くじらはやまにすんでいて、いのししは海にすんでいた、からはじまるおとぎ話のような、昔話のような、空想の世界の物語。ちょっと考えて、「うーん。これは、心の中のお話かなぁ。」と答えた。「でも、本当か?。。どういうことを本当とするかにもよるるかな。。たとえば、昔、生き物はすべて海から生まれて、長い年月をかけて陸にあがっていったと考えられていたりします。また、くじらは、もともと陸で生活していたのだけれど、また海にもどっていったと考えられてもいるんだよ。博物館に行って、くじらの骨を見ると、ヒレが、手の骨の形をしているのがわかるよ〜。。」と。。こういうやりとりが、おもしろい。「ぶたくん」でしめると、教室が活気づく。今週もみんながんばってという気持ちで教室をあとしした。

<4回目>
「しゅてんどうじ」「ぶたくんと100ぴきのおおかみ」「おふろじゃおふろじゃ」
の組み合わせ。息子のクラスでした。まず教室に入ってびっくりしたのは、牛乳パックでつくられた小さな椅子が最前列で、全体が小劇場のようにセッティングされていたことでした。担任の先生の粋な心遣いです。そこでまず、表紙の、しゅてんどうじの首に頭をかみつかれている源頼光の絵を見せて、「一体この武者がどうしてこんなことになったのか?」と話はじめて絵巻物の世界へ。。低い声ではじめ、絵をじっくりと見せると、本当に細かいところまで気づく子供達。昔の絵が逆に今は新鮮なのでしょう。。子供が気になったらもどったり。。「おもしろかった!」と。去年のこのクラスの子供達だったら、もたない話でした。やはり舞台装置は大事だなぁ。。先生に感謝です。。