授業

高野聖

今週の授業は泉鏡花の「高野聖」。この週末、近所の図書館へ息子と行ったついでに、借りてきました。授業では、この作品が日本的伝統につながる作品なのか、それとも現代的な視点で書かれたものか、を議論するとのこと。答えは「どちらにもとれる」というこ…

授業を受ける意味

風姿花伝をとりあげた、第3回目の内山節先生の授業。予習は前の2回で書きました。私は本当に卑近なところで理解していましたが、授業を受けると一人で読んで勉強していたのでは、もしかしたらずっとたどりつけないかもしれない広い視点を知ることができる…

自分の故郷を理解する。。

今週第2回目の内山節先生の授業。先日、普遍的なものへと書きましたが、この授業では逆に、私の幼い頃の記憶の故郷がどのような社会であったのか、外側から理解しなおすという体験をしました。普遍的なものへ、ではなくまったく自分を理解するという個人的…

問い

聴講している人からの質問。 「動物にも、生きるための我欲があると思うが、これはどう考えればよいのか?」 「私はクリスチャンだが、西洋のキリスト教にも我を捨てるという考えはあるように思うが」どちらも、まともに考えると答えるのは大変だなぁと思っ…

親鸞

秋。お勉強の季節です。内山節先生の授業。火曜日に受けた授業の内容を私なりにまとめてみようと思います。授業の目的は、以下。「現代の日本社会のシステムの基盤には、明治以降流入した近代思想と、日本古来の伝統的思想が底流しており、それが対立したり…