7月の本棚

夫がある日、買ってきた一冊。毎日昼、食堂でかかっているNHKの連続ドラマに触発されてのことらしい。水木しげる奥さん、とても苦労されてるのに、どこか飄々として味がある。

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

先月、息子の学校の購入希望図書のアンケートをとったものを、データにまとめる作業を引き受けたのですが、その時、一冊一冊どんな本かをネットのデータベースで調べるということを(手間ですが自分のために)やりました。その中で、岡田淳という今迄一度も読んだことのない作家の本が目にとまり、早速図書館で借りて読んでみました。クラスでびりになった人にしか見えない、びりっかすの神様のお話。はじめは、転校生の始くんにしか見えなかったのだけれど、次第に輪が広がって、何でも順位づけのあったクラスのぎすぎすした雰囲気がやわらかくなっていく。。そしてお互いに協力して、びりの底上げがはじまって。。本気になることの意味を、違う角度から考えさせられる面白いお話でした。
びりっかすの神さま (新・子どもの文学)

びりっかすの神さま (新・子どもの文学)

衝動買いの一冊。鎌田實さんは、ラジオ「命の対話」で知り、ブログも毎日更新されているのでよく見ています。その現在進行形のブログともシンクロしていく内容。私自身の働き方を省みてどうか?と思わされます。医療者と保育者、立場は違えど人と関わる現場であることにはかわりません。血の通った暖かな関わり、そのご家族、地域をまるごと含めての関わり。一方私が駒として置かれている場所を見る。。このベッドダウンは地域社会がぶちぶちに切れた場所。。親も仕事に忙しく子供にかまえない関係、母子家庭、父子家庭、複雑な家庭。その中で子供が置き去りにされることがないよう、できることを模索し続けたい。。
がんばらない

がんばらない