トントンギコギコ

すべてはつながっている。宮崎駿は、どのようにcommunityを創りたいか、ということに考えを持っている人だと思う。それは、「未来少年コナン」で、チートという青年が仲間と畜産をしながら島の反対側の村と交流をして生活をしているのに出会ったコナンが「チートみたいにやってみたいんだ。ぼくのやりかたで。」と思うことにも現れている。昨日見た録画にも、ジブリの社員用の保育園を作っているシーンがあったけれど、それは働く人が幸せに働くための環境をちゃんとしようということなんだなと思った。

息子が保育園児だったころ、野中真理子監督の「子どもの時間」という映画の上映に保育園の仲間と一緒に奔走した懐かしい思いでがある。。あのエネルギーはどこから来たんだろうか?この映画の舞台となった埼玉のいなほ保育園は、宮崎駿も注目して行ったことがあるらしい。広大な土地の中で、動物を飼い、食物を育て、たき火で食べ物を焼き、真っ黒で元気な子どもたちがいっぱい育っている場所。

「汚さないで」「やめてちょうだい」「早くして」とうるさい自分の口にチャックをするために、おとなとは違うこどもの時間を生きている彼らの思いを見逃さない母親になるためにこの映画をつくりました。

という野中監督のメッセージは私にストレートに響いた。第2作、今度は図工の教室を舞台にしたドキュメンタリー「トントンギコギコ図工の時間」もDVDを買って見た。それからしばらく、息子の保育園の閉園や転園、小学校とばたばたしていて、日々遠ざかっていた。でも、先日、野中監督の事務所から、かつての関係者に向けて第3作に取りかかったというメッセージが届いた。。監督のお子さんは、いなほ保育園から小学校、そして今はもう中学生となったそう。。今度の作品はどんな世界が広がるのだろう?とても楽しみだ。。

これは、「出て行け!子どもたち」の松永節さんともつながっている。。あぁ自分の好みはこんな風につながっているんだなぁ。。とあらためて確認。