森へ

職場の人が結婚のため退職することになり、送別会があった。学童保育というこの職場は、若い人が子どもを産み育てながら続けられるほどの給与が出ない(というか自主運営に近い現状では出せないのがよくわかる)。。月11万いくら(初年度は10万を切るらしい。専門職ではないという理由で。。)では、自分1人で生きていくので精一杯だ。思うところはいろいろある。次々とやめていく人を見送りながら、でも、残っている人もいる。新しい出会いもある。。と気をとりなおした。

やめていく彼女は、私が職場へ図書館から借りた絵本を持っていっておくと、必ず興味深そうにそれに目をとおしてくれる人だった。なので、お別れに、大学時代にボート部だったという彼女が気に入ってくれそうな絵本を選んで送った。

森へ。。

森へ (たくさんのふしぎ傑作集)

森へ (たくさんのふしぎ傑作集)

彼女は、九州の人で、気丈でさわやかな人だった。時にがんこで、ぶつかることもあったけれど、結局そのよいがんこさは正しい方向へ導いていた。そういうところ、私は見習いたいと思った人だった。