読み聞かせ再開

2学期は、運動会が終わってようやくはじまるという気がします。今日から息子の小学校でも読み聞かせが再開しました。先日、息子と一緒に図書館へ行って20冊ほど借りて来た中から4、5冊を選んでもっていきました。1冊は、どんぐりの歌が楽しい

どんぐりどらや

どんぐりどらや

と決めていました。おじぞうさんの頭をなでて入った森。不思議な歌にさそわれていくと!なんと広場でどんぐりたちがどらやきをつくっていたのです。歌にふしをつけて読むと、はじめ興味ないわと折り紙をおっていた子も、どうやらこっちに集中しているようす。そうなると、しめた!です。見開きと後ろの扉に、登場するどんぐりたちとその名前がかいてあってそれも楽しい。どんぐり ぐりぞう、みよこ、くりこ、はっぴ きのすけ、などなど。でも、今、気づきましたが、絵本の裏側を忘れていました。物語の最後、アキオがどらやきをお礼におじぞうさんにおそなえして帰るのですが、絵本の裏側では、おじぞうさんどらやきをにっこりして食べています!あぁ、これを忘れていた!次の読み聞かせのクラスでは忘れないようにしようっと。


そして、もう一冊は残り5分。読み時間の感覚、私も少しできてきました。はじめに用意していたものは長過ぎるので、急遽短めの一冊。これも、季節は秋からはじまります。もぐらのモグと球根のコロロの心暖まる物語。

モグとコロロ―モグのおともだち

モグとコロロ―モグのおともだち

これも、絵本の裏側にちょっとした作者の心づかいがあります。モグの家で冬をすごしたコロロが、芽をだして、根をはりモグのおうちをこわしてしまいます。コロロがごめんねと言うとモグは「あたらしい家つくるよ。だいじょうぶ、ぼくおうちつくるのとくいだもん」と言うところがあります。その後、家のことにはふれられないのですが、ちゃんと後ろの絵で、新しいモグの家がコロロが咲かせた水仙でしょうか?その花の隣に建っています。この絵本の裏に気がついたのは息子でした。読む事に気を取られていると、こういうことを見落としがち。ちょっと裏まで見てみる、そういう余裕をいつも持ちたいなぁと思います。

今私の中では、ひとつの夢があるのです。たくさんのお話を知っていて、子どもたちにお話をして聞かせるおばあちゃん、昔はいましたよね。そういうおばあちゃんになりたいのです。私は小さい頃から、お話を聞いてそれをおぼえて話すのが得意でした。だから、きっとなれそうな気がします。今は修業期間。沢山お話をつめこんでいきます。。