かばくんのふね

 今週の1年生の読み聞かせは、先週にひきつづいて、「ゆずちゃん」それから相方に選んだもう一冊は、

「かばくんのふね」岸田衿子•作 中谷千代子•絵

かばくんのふね

かばくんのふね

でした。外はざーざー雨ふりだったので、動物園が洪水になったら、どんな事になるだろう?と想像するのも楽しいかなと思ったのです。「この絵本、ぼく好き!」という子もいました。

余談ですが私は子どもの頃、同じコンビで作られた絵本「かばくん」を愛読していました。「かばくんのふね」は、息子が生まれてからの出会いです。持って行った絵本は三鷹ジブリ美術館に行ったときに絵本紹介コーナーで買ったものです。宮崎駿は、この絵本に触発されて、映画「パンダコパンダ」の「雨ふりサーカス」を作ったとのこと。私が赤ちゃんだった頃に封切られた映画、「パンダコパンダ」。先日息子も息子の友達も大喜びして見ていました。

さて、昨日読みに行ったクラスでは「こうずいってなに?」など会話を楽しみつつ、お話を読みました。終わったあと、「かばのおとうさんてすごいなぁ。キリンものせちゃうんだぜ」という子もいて、もう一度たくさんの動物を背中にのせて水の中を移動するかばくんの絵を見たりしました。

さて、次に読んだ「ゆずちゃん」。このクラスには、おばあちゃんが兵庫にいるという女の子が、震災のことをおばあちゃんから聞いて知っていました。今もおばあちゃんの家にいくと、お風呂場にヒビが入っていると、とてもリアルなお話をしてくれました。とはいえ、読むと途中で集中がきれてしまった子もいて、メインにしたいと思うものは、最初にもってきたほうがよかったかなぁと反省でした。まくらになるような軽めの絵本ならメインの前でよいかもしれないですが。。これもいろいろ試行錯誤ですね。

本当は一冊だけ読む、というのが私の好みです。。いくつも次々に読むと、チャンネルをつぎつぎにかえてテレビを見るように、余韻を味わったり考えたりということがないかもしれないという気がするのです。これも、いろいろやってみていい塩梅を探りたい点です。