6月の本棚

1日、夫が息子のために買ってきました(まだ早いかも)。原子核からのα粒子が崩壊してくる理論や、ビッグバン理論で有名な物理学者ガモフが一般向けに書いた科学の本。ガモフシリーズ、実は学生時代「1、2、3、...無限大」など途中までしか読んだことがありません。。(私も再び息子と読んでみましょう。)最後の改訂から30年経って、最新の宇宙や高エネルギー物理の知識が当時とはずいぶん変わってしまった部分を、現在の読者へ向けてラッセル・スタナード氏が新しく書き直したもの。挿絵もかわって「絵がドリトル先生みたいになってる」と夫。訳はよく見ると、青木薫さん!「フェルマーの最終定理」の訳もされていました。あれも、面白かった。

不思議宇宙のトムキンス

不思議宇宙のトムキンス

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

先日、友人のB.さんがかして下さった本。大道芸人で数学者のピーター・フランクルさんが書いたもの。今月は、何だか理系の本が本棚に並んできましたね〜。

以前ラジオビタミンに、名取美和さんが出ていらっしゃいました。図書館へ行ってふと手にとり、あ!と思って読みました。タイで、HIV感染孤児の家「バーンロムサイ」を運営、代表をされいる方です。キュプラー・ロスも「人生は廻る輪のように」という著作の中で、アメリカの広大な土地でHIV感染孤児の施設を作ろうとし、地域住民の反対運動が起き、不審火で自宅などすべてが焼け実現しなかったと書いていたのを思い出しました。だからそれが成功し現在進行形としてある、ということにすごいなぁと驚きました。名取さんは、16歳でドイツへ留学、ヨーロッパと日本を行き来しながら通訳やコーディネーターのお仕事をされ、60歳を過ぎた1999年から「バーンロムサイ」の運営に携わっています。勝手なイメージにすぎないかもしれませんが、海外を行き来する中で鍛えられたくっきりとした人格と行動力を感じました。あこがれる方ですね。名取さんのスタンスは、「できることからやってみる、やるなら前向きに楽しくやる」私もそういきたいです。

ガジュマルの木の下で―26人の子どもとミワ母さん (岩波フォト絵本)

ガジュマルの木の下で―26人の子どもとミワ母さん (岩波フォト絵本)

人生は廻る輪のように (角川文庫)

人生は廻る輪のように (角川文庫)