3月の読み聞かせ

2月に読んだ「しちどぎつね」、自分の中では千秋楽のつもりで読みました!笑ってくれましたのでほっ。私は小学2年の時、クラスの誕生会でなぜか落語「まんじゅうこわい」をおぼえてやったのです。その頃からおっちょこちょいで、やめときゃいいのに前へ出てしまう、何と言いましょうか、変わっておりませんね。。(1日)

スーホの白い馬」15分1冊で2年生。しっかり最後まで15分いっぱいのお話が聞けるクラスでした。素晴らしい物語の力に助けられ私も読むことを楽しみました。「それは本当のお話なの?スーホは生きているの?今、生きてたら100歳くらい?」と終わって聞く子、「ばとうきん、ばとうきん」と繰り返して名前をおぼえようとしている子の姿がありました。終わって感想を書く場所で、先日の「しちどぎつね」を読んだクラスのお母さんが「うちの子が、お風呂で7回しかえしするきつねの話を一生懸命してくれたのよ。」と教えてくださり、よかった〜と思いました。子ども達の中にいつ、どんな形で残っていくのかは全くわからないけれど、自分がいいと思ったお話を読み続けようと思いました。(4日)

さて残すところ今年度も後3回。2年生のしめくくりに、どんなお話を子ども達に贈りましょうか。。ひらめいたのが。。里山活動でお世話になっている方に教えていただいたこれでした。
読んでみると、あぁ本当にいい。と思いました。ともすれば、望む物は(物ですけれども)すぐ与えられてしまう今の子ども達に、いい刺激になりそうでした。遊び場をかえして!という子どもの願いを校長先生はすんなり受け入れません。びゅんびゅんごまがまわったら考えてもいい、と。。その言葉に発憤して校長先生の挑戦を受けていくこどもたちは、いつの間にか遊びの達人に成長しています。。大人は何でも子どもの願いをききいれるのではなく(反対に何でも駄目と言うのではなく)時には、こんな風に壁としてたちはだかってもいいなぁ。。と大人の姿勢を考えさせられもしました。

ぶんぶんごまを作って家にあったものを、持って行き最初「これ手ではまわせるけれど、足ではかなり難しいんだよね。」とうまくいかない様をやってみせてから話に入りました。このクラスは何人かが座って話は聞かなくていいと思っていて、教室を動き回っています。その子達の存在感がおおきくなりすぎて、お話好きな子の影がうすくなってしまっているのが残念。とはいえ動き回り組も、校長先生が2つ、3つ、4つ!とコマを増やしていく度に絵本のそばへやってきて「すげぇ!」と感心していました。ちょっとは心に残ってくれるかな。。そんなに甘くはないかも。。読みに力みすぎて失敗でした。本をかえるという手もあったかもしれません。これを読みたいと思ったら、かえられない自分の頑さもまた、困ったものです。(8日)

やはり、ぶんぶんごまを持って行きました。皆1つは回せるけれど、足で回したことのある子は一人もいませんでした。。やはり静かに座って聞いてもらえると、お話が生き生きしてきて、ストーリーの流れというものができてきます。お話は読み手と聞き手の相互作用ですね。(11日)

息子のクラス。ぶんぶんごまを持って行きました。足で校長先生がまわしはじめる所へくると、自然足を開いたり閉じたりしてイメージしている子どもたちに面白いなぁ。。と思いました。3年生に向かって大きく成長していってほしい!(15日)