銀座教文館子どもの本のみせナルニア国

こんな素敵な子どもの本の店があったんですね〜。ぜひ行きたい。店長さん、土屋智子さんの講演を聞いてきました。

教文館店長さんの今へ至る道程をうかがいつつ、人生は出会いとご縁なのだなぁと思いました。でも土屋さんが常に本が大好きでその方向を向いていらっしゃったことがそれを織りなす力となったことも明らかでした。大学で司書の資格をとり就職、ご主人との結婚で退職、転勤、出産育児、短期雇用の仕事といった紆余曲折は、女性ならば常に身近にあるものですが、そこに羅針盤のように大好きな本の存在があったのが感じられました。

それから、石井桃子さんが「年をとった時に、あなたを支えるのは、子供時代のあなた。」と言われたというお話。子供時代の読書は、大人になってからの読書と違い、自分すべてをその中に放り込んで没入できる。そういう読書体験をしてもらいたい。。そんな土屋さんの土台を作ったといえる子供時代の読書体験をうかがいながら、自分も、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を自分のベッドに持ち込んで、何日か本当にバスチアン・バルダザール・ブックスと一緒に旅した気分だったのを思い出していました。

小学3、4年は昔話年齢という話も心に残りました。息子もそこへ向かっています。表面的な倫理などを超えた心の深くに届く力を昔話は持っているのでしょうね。。これからの読み聞かせの参考になる本も紹介していただきました。

子どもに聞かせる世界の民話

子どもに聞かせる世界の民話

「おはなしのろうそく 8」東京子ども図書館

講演後、仕事前に立ち寄った図書館で、土屋さんも娘さんも大好きだったという

ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))

ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))

を借りました。