ボイストレーニング

ボイストレーニングの市の研修に参加してきました。講師は舞台演出家の鴨志田直樹さん。
2時間かけて教わったことは、声を出すことではなく、声をささえる土台の体に、最低限必要なストレッチ&筋力トレーニングでした。去年のボイストレーニングでまず体をほぐすこと、と教わったのと基本は同じ。まず、緊張した首、肩周り筋肉を効果的にどうやってほぐすのか、続いて立ち姿勢の調整方法、発声に必要な横隔膜、腹斜筋、ちょうよう筋の鍛え方を教わりました。発声には全身が必要ということです。勉強になりました。これ、ヨガとも通じるなぁ。。
印象に残った話。。
「アマチュアであっても、お客さんは人生のその時間をさいて見にきたり聞きにきたりしてくださる、だから君たちはプロだと僕は団員に言っています。お客さんが子供の場合、その時間の貴重さはなおさらだと思います。だから僕はこどもを前にするほうがこわい。僕が今日話したトレーニングをやっていくということは、効果がすぐにはないかもしれないけれど、やれば子供たちの前に立つこわさを軽くしてくれる、これだけの準備はやったと自信になると思います。」
つまり、プロとして意識せよという話。私も、アマチュアのオーケストラ部員であった頃、同じように感じていたのを思い出しました。鴨志田さんが、イタリアでベルカントの発声法を学ばれたというのも関係あるのかもしれません。ある種音楽をやる人のストイックさがなつかしく感じられました。

ボイストレーニング、去年教わった頃にはがんばってたけれど、すっかり忘れてやっていませんでした。また、やろうっと。