1月の4冊目開始。
- 作者: R.P.ファインマン,釜江常好,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/06/23
- メディア: 単行本
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実を言うと、大学4年の時の卒論のテーマは、ファインマンの経路積分を勉強して、調和振動子型のポテンシャル中で運動する2つの粒子(ガウス型波束)の一次元の運動を、解析的に解くというものでした。(こんな言葉の羅列はわけがわかりませんね。。ファインマンさんなら、決してそんな書き方はしません。)学部の頃は大学よりオーケストラの部室に居るほうが多かった口ですから、青息吐息で、非常に苦労して勉強した記憶があります。
この本は、難しい数式は一切使わないで、量子電磁気学において光と電子がどのようなイメージで記述され、互いに作用するのかを説明しています。この本を読んだからといって、具体的に何か電子や光子の計算ができるようにはならないのですが、勉強したことがある人なら、このイメージが、標準的な教科書で扱っている公式や数式の一体どこのことを言っているのか、自分でチェックしてみるだけでも、ずいぶんといろいろ考えることになります。ファインマンさん流の方法では、あれはどう説明されるのかな?と物思いにふけることこそ、科学の楽しみの1つと言えるかもしれません。。
You Tube で見つけた The pleasure of finding things out
http://jp.youtube.com/watch?v=Sk8TVopOBGE
英文の書き起こしに挑戦。。
「ご冗談でしょうファインマンさん」に、ボンゴをたたいたり、絵を描いたりする話が出てきますが、本当に描いている所はじめて見ました。