1000万人?

昨夜、夫が佐高信さんの、本を読んで驚いたことを興奮してしきりに言っていました。

「今日本には年間所得が2000万以上の人が、1000万人もいるんだよ。日本の人口の10%!!その人たちへの累進課税はこの20年間で30%もひきさげられているんだ。その分を元にもどし、少なくとも100万ずつ税として徴収したら年間100兆円にもなるんだよ。赤字国債、返して行けるんだよ!でも一方で、貧困層は、20年前の10%から27%に増えている。つまり、3000万人近くになっているんだ。。富裕層が増え、そこへお金が集中した分、逆に中間層から貧困層へシフトした人が増えて中間層が減っているんだ。貧しい人たちは、選挙以外に手段を持たない。富裕層が10%もいる、ということは、彼らの資金力による政治を動かす力が大きいから、いくらがんばってもひっくりかえっていかない。。また、戦前に近づいているよ。。」
(私)「その累進課税の見直し、というか所得再分配を、やってくれそうなところは一つしか思いつかないけど。」
(夫)「今、中間層が減って、二極化していってるけど、それはいいことじゃないんだ。国内で、少し高いものを買ったり消費を支えていたのは、この中間層だったんだから。結局、国内で物が売れないとなると、海外で売ろうとする。すると、日本に店や企業がある意味がなくなっていく。」

民主党も、企業献金の見直しを議論しようとした、小沢さん代表をやめちゃったし。。
 
今朝、夫「どうも、資料を調べてみたんだけど、1000万人じゃないみたいだよ。つじつまがあわないんだよ。僕が見たのでは、0,5%くらいだった。1000万人間違ってるかも。。」

数字にふりまわされている感じ?正しい数字はどこよ?ネットを見ると、金融危機以前の2007年の記事で、日本の富裕層は、この15年で倍増し、147万人になったという記事が見つかった。これだと1%くらいね。
http://www.j-cast.com/2007/10/19012390.html
147万人でも、その人たちから税を100万円徴収したら、およそ10兆円かぁ。赤字国債は、2006年で670兆円。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国債
ひぇ〜。。頭ついていかんよ。。

でも、私と数は別だなぁ〜。
毎日を、生きて行こう。。